GP静岡参戦 レポート
Diarynoteは画像の差込ができず視認性が悪いと感じていたので今回は心機一転はてなブログでレポートを書くことにしました。
拙い文章となりますが、読んでいただければ幸いです。
さて本題になりますが、今回は11月29日~12月2日に行われていたGP静岡参戦レポートとなります。
メタゲーム考察と練習方法、またデッキ選択と解説について書いていきたいと思います。
1 デッキ選択
まず今回のスタンダードへの参入はラヴニカのギルド発売一週間前のMagicOnlineでの調整から始まりました。
最初に触ったデッキは「ボロスアグロ」(ボロスエンジェルも含める)でした。
理由としては、カードプレビューの段階で≪正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice≫を使いたい!と思いデッキを作成することにしました。
50マッチほど回した感触は中々悪くなく、晴れる屋で行われていた環境初陣戦などにも持っていき6-2などとそこそこ良い成績を残すことができました。
MO スタン 5-0 pic.twitter.com/cK4FK8mjV6
— ふくろう (@hukurou_works) 2018年10月2日
実際直後に行われた海外GPなどではボロスエンジェルは上位の方に入賞していました。
その後メタが変遷し、ボロスエンジェルに対して強いゴルガリミッドレンジがトップメタに躍り出て二週間ほどが経過して、MOの成績も段々と勝ち越せなくなって来たのでジェスカイミッドレンジにデッキを変更しました。
しかしこれも同型やボロスエンジェルに対しては強いが、ゴルガリミッドレンジへの相性は改善されず、コントロールには自分より重いためアドバンテージの差で勝てずと散々な結果で使用を断念しました。
そして最終的に本戦に持っていくことになったジェスカイコントロールへと繋がります。
2 調整方法
デッキ選択でも書いた通り、今回はMOでもカード資産を揃えていたのでメインの調整はMOで行いました。
デッキの構想が決まったら週末の大型大会に持ち込み、また反省点を含めてMOで調整するといった感じです。
中でもMOは基本的にはルールがしっかりしているので難しいスタックの積み方は(≪パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun≫や各種英雄譚/Sagaなど)勉強になるので、大会に持ち込んでも焦ったりせずに済みます。
今回調整していく過程で一番気をつけた点は、”基本のキープ基準”と”負け方”です。
キープ基準については 先手の土地2枚 と 後手の土地5枚 をキープしない(例外もある)と決める所からはじめました。
負け方については、この環境はカードプールの狭いモダン環境だと感じていたので どのデッキにどのような負け方をしたのか(どのカードが一番出されて厳しかったのか)を念頭においてプレイしていました。
3 本戦デッキリストと各種カード採用理由
[メインボード]
まず、フィニッシャー選択については≪ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria≫×3と≪パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun≫×3枚です。
地図型ではない為ニヴは3枚での採用に留まり、元々4枚採用されていたテフェリーはメタ的に向かい風(白単が4軸メタに入っている為)なのとニヴを3枚採用している都合、上のマナ域が重くなってしまう為3枚。
除去に関しては、白系に対しての負け筋である≪アダントの先兵/Adanto Vanguard≫を止めれる≪封じ込め/Seal Away≫を4枚。それに加えて横並びを吹っ飛ばせる≪轟音のクラリオン/Deafening Clarion≫を4枚。
ミラーのニヴを対処する為の≪裁きの一撃/Justice Strike≫を2枚。≪浄化の輝き/Cleansing Nova≫はメインから置物を除去でき、ジェスカイコントロールが触れない≪殺戮の暴君/Carnage Tyrant≫に対処できるので2枚。
メインに1枚だけ入ってる≪ショック/Shock≫に関しては、ニヴ着地から打てる1マナスペルが≪選択/Opt≫に加えて合計5枚欲しかったので1枚。
この枠は≪潜水/Dive Down≫やサイドに入っている≪呪文貫き/Spell Pierce≫も迷った枠でしたが、相手のテフェリーが-3から入った場合への対処にもなるためショックの採用に至りました。
カウンターの枠は、マナベースへの負担はありますが、デッキと噛み合わない≪イオン化/Ionize≫ではなく≪悪意ある妨害/Sinister Sabotage≫を。
加えて≪中略/Syncopate≫を3枚。中略は先手後手で強さが大きく変わってしまうため嫌いな人もいると思いますが、個人的にはこの環境3枚は必須だと思ったのでこの枚数になりました。
カードが強くショックランドがある分、最大マナ効率で動きフルタップすることが多いのでそこを中略で消せれば大きなテンポアドバンテージとなります。具体的には白単t赤≪ベナリア史/History of Benalia≫や実験の狂乱/Experimental Frenzy≫、ゴルガリミッドレンジの≪ビビアン・リード/Vivien Reid≫などが当てはまります。加えてURドレイクやジェスカイコントロールの再活付きドロー(≪急進思想/Radical Idea≫や≪薬術師の眼識/Chemister's Insight≫)は追放効果で2度打ちを防げるためスペルカウントやアドバンテージを取りにくくなります。
≪発展+発破/Expansion+Explosion≫はゴルガリミッドレンジに強いカードであり、1枚で大量のアドバンテージを生む強いカードですが白単に何もしない為2枚の採用です。
≪薬術師の眼識/Chemister's Insight≫は初手に複数枚来て欲しくない為3枚。土地の供給を安定させるのとニヴから繋げる為に≪選択/Opt≫は4枚。
土地基盤に関しては、ニヴを安定して出したいので≪島/Island≫を5枚。
[サイドボード]
≪呪文貫き/Spell Pierce≫ 中略を同じでタップアウトに対して強い為2枚。実際本戦でもメインで中略を見ているため1マナだとケアせずにスペルを打ってくる人が多かったです。
≪潜水/Dive Down≫ 1マナでニヴを除去から守れるカード。ミラーのサイド後は≪軍勢の戦親分/Legion Warboss≫も守れるので強いです。
≪イクサランの束縛/Ixalan's Binding≫ 最強の置物除去。ニヴに対しての最大の解答。
≪神聖の発動/Invoke the Divine≫ 赤単や白単に対する回復できる置物除去。環境的に置物が多いため2枚。
≪残骸の漂着/Settle the Wreckage≫ 殺戮の暴君や白単に対しての追加の全除去。
≪軍勢の戦親分/Legion Warboss≫ ミラーでの追加の勝ち手段。
≪絶滅の星/Star of Extinction≫ ゴルガリミッドレンジに対しての解答。
対戦結果
① ジェスカイコントロール 2-0
② ジェスカイコントロール 2-0
③ ジェスカイコントロール 2-1
④ 白単t赤 2-1
⑤ URフェニックス 2-0
⑥ URフェニックス 2-0
⑦ セレズニアトークン 2-1
⑧ 白単t赤 0-2
1日目 7-1
⑨ URフェニックス 2-0
⑩ ゴルガリミッドレンジ 1-1-1
⑪ ゴルガリミッドレンジ 2-0
⑫ ナヤ恐竜 1-2
⑬ ジェスカイコントロール 0-2
⑭ ジェスカイコントロール 1-3
⑮ セレズニアトークン 2-1
2日目 3-3-1
合計成績 10-4-1 112位フィニッシュ。
対戦の細かい内容も書きたかったのですが、時間が少なくて焦っていた試合や集中してメモしていなかった試合もあるので書けませんでした。何卒ご容赦ください><
最後に
1日目はかなり良い成績で突破できましたが、やはり問題は二日目で上手いプレイヤーに対してどう戦っていくかが今後の課題だと感じました。
メタゲーム自体は概ね予測通りだったので不満はなく、自信を持ってプレイできたグランプリだと思います。
記事の内容やデッキ、カードの採用理由についての質問などがあれば(@hukurou_works)までお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。